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 PROTO BBS



 投稿者:サイコロ3  投稿日:09.1.18 17:48:41



グロープラグを使うからグローエンジンというわけですが、イグニッション機構がいらない分シンプル軽量。したがって、古くから模型飛行機に使用されて来たわけです。原理的には小型船舶に使われる「焼き玉エンジン」に良く似ています。外部電源からプラグヒートすると、白金コイルが赤く光り、始動後は電源を切離しても爆発エネルギーによって赤く灯り続けるわけであります。
回転数はスロットル、つまりキャブレターやインジェクションによって鋭いレスポンスを発揮するわけですが、通常、回転数の変化に追従すべく点火時期の「進角装置」が必要です。しかしグローエンジンの何処を見てもその様な装置に値するものは見当たりません。
点火プラグの場合、回転の上昇にともなって点火時期が早まりますが、爆発エネルギーの力で常に光っているグロープラグはどのような手段を用いて点火時期を追従しているのでしょう?。
実はグロープラグの白金コイルそのものが「進角装置」を兼ねているのです。つまり、低回転と高回転とでは爆発エネルギーが異なり、それを受けてコイルの光り方も変化するというわけです。回転の上昇にともなってコイルが強く光れば、点火時期も早くなる。正に「目からウロコ」の原理なのです。




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