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スカイラインクーペ370GT Type SP 乗っちゃった記 4 - 3  投稿者:サイコロ3 投稿日:07.11.15 (木) 12:51  〔コメントする〕  削除

 話しを元に戻すが、サスはカチッと堅められているが、最近の流行言葉で言うなら、ズバリ!「品格のある堅さ」なのだ。「どんな風に?」と聞かれても、例えばシトロエンDSの乗り心地を上手く説明出来ないのと一緒で、ウオーターベッドが「バラ色の睡眠へと誘う」と言われても、一晩・・・実際に試してみないと解らないのである。言える事は、ステアリングの切れ味というこだわりをクルマに求めた場合、シャシー剛性やプラットホームや、足回りすべての設計。つまり、【見えない箇所にかかるコストが大】になり、価格競争も踏まえれば利益の薄いクルマ造りをメーカーは強いられる事になる。古い話しだが、ブルーバード510SSS対コロナ1600Sの販売競争を例に取ると、510のスペックはポルシェタイプ(サーボシンクロ付)ミッションに四独サス仕様。コロナはワーナータイプミッション(2〜3万キロでギア鳴り)とリジットアクセルサス仕様と、スペック的には大差があったが、当時のファミリーカーニーズの風潮の中、販売台数はコロナに軍配が上がった。顧客の知識レベルの低さを指摘した評論家もいるが、いずれにせよ日産は【市場価値に対するコストのかけ過ぎ】を招いたのである。その後の借金地獄の結末は今日の形態に至る。


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