| 昔からのこだわりから、BROOKS(革)サドルにしているのだが、あまり今日的なチョイスでもない。馴染むまでケツが痛い、我慢できない、メンテが面倒だ、などの理由からだろう。話しは変わって、コルナゴはフェラーリF-1チームと80年代からカーボンコンポジットの共同開発をしている関係で、メッチャ高いフェラーリモデルのロードバイクも生産している。さて、フェラーリF-1のバケットシートといえばschedoni(スケドーニ)製のスエードだった。だったというのは、現在もそうなのか調べていないので失礼!。F-1の世界で革張りのシートに座れる幸運なパイロットはフェラーリだけだったといえる。実はスケドーニのボランティアによる仕事である事は知ってる人は知ってるが、あまり知られていない。当時、イタリアの片田舎で革工房を営むスケドーニへ、エンツォがお客様の注文でフェラーリに合わせた旅行カバンを作らせたのがきっかけとなり、その後schedoniは一流ブランドの仲間入りを果たした。その生涯のお返しとしてフェラーリF-1のシートはボランティアで製作されたのである。スエードはホールドも良く、汗の吸収性もあり、絶賛されたという。
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