| 試乗車がないのでとりあえず展示車を拝見する事になった。
まずは水平対向エンジンを覗いて見ると、車軸に対して明らかに低く搭載されている。そして待望のコックピットに座ってみる。感覚的にはロードスターよりも着座位置が低い感じがする。ノーズが低い分ドライバーズポジションも低く出来たのかも知れない。次に6MTをコツコツとシフトしてみると、縦置きエンジン(ミッション)の的確なキマリ方にスバルらしさを感じる。前方に目をやれば虚飾の無いシンプルな計器類が目に飛び込むが、スピードメーターは260Km/hまで刻まれていて誇らしい。
余談に走ってしまうが、最近、エコカーエコカー って、まぁ 〜 ヨロシイのだが、計器表示に通信簿やら走行に関するシュミレーションやらゲームセンターじゃあるまいし、老兵の私はまず「アイドリングストップ」を解除するスイッチを探す事から始まるのであります。そのわけとは、クルマに良いとは思えないからである。それから最近はエンジンオイル交換時に指定しないとSAE(0W ー 20)を入れられるのです。「何故だ! 」と問いただすと「指定.燃費」と返される。冬期は譲るとして通常SAE(5W ー 30)ぐらいではなかろうか?。20Wじゃエンジンに良いとは思えない。クルマはすでに家電製品であり、どこか壊れたら買い換えなのです。先日、知合いの某社のクルマが、マフラーに穴が空いたので交換しようとしたが、費用が約9万円と言われて断念した。聞くところ、触媒コンバーターの前から一式なのだと言う。つまり「生産コスト主義」も某社はここまで来ている。
私の考えるエコとは、コレと決めたクルマを大事に末永く付合うのもエコ(温暖化対策)だと思うのであります(本当は金がない!)。ディーラーには申し訳ないが!!。
さて、BRZ & 86 は、赤帽サンバーの追加生産終了とのスイッチで同工場での生産となったわけだが、配達業務で20万キロ強も長持ちする軽自動車サンバーの歴史も忘れてはならない気がする。そんな航空機職人がトヨタのプロデュースにより満を持しての開発となったのだから、「零戦」の如く世界中にインパクトをあたえるクルマである事は、実車をくまなく観察するだけで想像するに十分であった!。
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