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 TAKIの気ままにBBS

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RE: 栽培目的  投稿者:ごまちゃんのあにち 投稿日:03.12.16 (火) 21:53  〔コメントする〕  削除
 >皆さんの栽培目的はなんですか?開花を見ることですか?
私の栽培目的はより立派な株を仕立てるかという事と、それを復元
しつづける事です。

 これは、本来なら栽培を始める前にはっきり決めておくべき重大なテーマだと思います。それならお前の栽培目的は何だ、と問われたら、私は「その種の持つ本来の生活サイクルを自分の身近に再現すること」と答えます。
 Tillandsiaに限らず、総ての植物、いや総ての生物は意思を持ち、例えば種子植物であれば自らの子孫を残すために花を咲かせ種を付ける。私の目からはこのように見えて仕方がありません。恐らくは数千万年の歳月をかけて、樹上・岩上の環境へと適応した結果、際立って特徴的な生態や姿形を持つに至ったTillandsiaが、私の傍らで、自らの「意思」のままに、成長し、花を咲かせ、子孫を残してくれたら、私はそれで幸せです。
 もしも植物が「意思」を持つなら、伸びるべき芽は須く伸び、枯れるべき葉は須く枯れるでしょう。だから、私としては、株全体のダメージに繋がるような腐れや枯れが出ない限りは、例えば枯れる前の花序を切ったりはせずに置こうと思います(反対に、枯れた根が残っていることが新たな根が伸びて着生することの邪魔になる場合には、枯れた根を切ります)。
 この点では、AKI-SHIMA様と私との間には根本的な立場の相違があるようです(どちらが正しい・正しくないという問題ではなく)。

  
RE: 栽培目的  投稿者:aki-shima  投稿日:03.12.17 (水) 00:04  〔コメントする〕  削除
 ごまちゃんのあにちさん どーもです。

 もしも植物が「意思」を持つなら、伸びるべき芽は須く伸び、枯れるべき葉は須く枯れるでしょう。だから、私としては、株全体のダメージに繋がるような腐れや枯れが出ない限りは、例えば枯れる前の花序を切ったりはせずに置こうと思います(反対に、枯れた根が残っていることが新たな根が伸びて着生することの邪魔になる場合には、枯れた根を切ります)。
>
 この点では、AKI-SHIMA様と私との間には根本的な立場の相違があるようです(どちらが正しい・正しくないという問題ではなく)。

ご意見ありがとうございます。あにちさんの栽培目的、感性は私と根本は変らないと
感じました。私は、着生にこだわって栽培をしています。なぜなら彼らはみな
自生地では樹木等に着生して生活しているからです。栽培手法はおのずと自生地
環境の復元へと向かっていきます。ただ、ここに超えられない壁があります。
日本の気候の中で育てなければなりません。
完璧な温室設備で何から何まで自生地環境を復元できないという事は、その不足
部分を人為的に補ってあげることが大切だと思っています。
国内栽培での成長パワーは普通の株で本来の60%ほどだと考えています。
着生株で80%ほどではないでしょうか。少しでも無駄なく成長パワーを使って
欲しいと思って試行錯誤をしてきました。開花後は無用な結実などに貴重な
パワーを使わせたないように、切ってしまいます。また、カイガラムシなどに
やられやすいからでもあります。あっさり綺麗に枯れた花序は概ねそのままに
しておきますが。枯れた下葉もよくチェックしてカイガラ等がつくようなら
すぐに取ってしまいます。(本当はワイルドに残しておきたいのですが・・)

私は今までお二人の完璧なまでの自生地環境を復元した温室設備を拝見してきました。
私のHPからLINKされている着生植物の森の管理人さん宅とNTHの滝沢会長
のお宅です。規模は違いますが、それぞれ完璧なまでの自生地環境の復元を
されていました。まさにアマゾンの雲霧林!!そんな環境が用意できるまでは
やはり人為的に補えるところは補って、自生地張りに成長させたいと思っています。

TAKIさん 好きな事書かせていただく場をご提供いただき感謝しています。m(__)m

RE: 私からも謝意m(__)m  投稿者:ごまちゃんのあにち 投稿日:03.12.17 (水) 07:47  〔コメントする〕  削除
 >完璧な温室設備で何から何まで自生地環境を復元できないという事は、その不足部分を人為的に補ってあげることが大切だと思っています。

 うーん、この部分については、私としては何とも・・・
 意外なきっかけから、思いのほか深みのある議論に発展しましたね。久しぶりに充実した時間をすごせました。このような場をご提供頂いたTAKI様に、私からも謝意をお伝えしたいと思いますm(__)m

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