| ちょいと前の事、ラジコン業界の方と酒を飲む機会がありまして、話題となった中国工場見学の土産話し。「時間になると、瞬間接着剤、ほうり投げて帰っちゃうんだよね、ここんとこ、ちょっとくっ付けたら終わりなのにさぁ!。」話しの発端は、通販で破格の安値で売られた、エンジンバギーであった。勿論まともに走る訳がなく、たまたま買った者が、なんとかしてくれそうな模型店を探し回ってるうちに、我が飛行クラブYFC本部の模型店にたどり着いて、おやじさんは事もあろうに引受けてしまったんだね。気を良くしたその者がWebで情報を流しちゃったお蔭で全国から依頼が殺到して、えらい事になってしまった。店の中が修理品のバギーだらけで、おやじさんの顔色がどうもおかしい。「いや〜引受けるんでなかったー。」それにしてもそのバギー、何処がおかしいとかいう問題以前の問題だった。まずエンジン、メーカー不詳で精度も組立てもお話しにならない代物。シャーシに関しては足回りのガタがひどく、このままでは真っつぐ走らない。おやじさんのプライドと腕でなんとか走る様に出来たらしいが、こういうの「安物買いの銭失い」っていうんだね。最近はなんでもそっ。身に付けるモノなんか特に感じるね。こういったコストとの戦いの産物に囲まれた生活やってると、「邪気」に囲まれてると一緒。エネルギー吸取られて人間ダメになるね。物というものは本来、作り手の願いや思いがあって、人の心を豊かにするものだと確信するが、最近急増している事件や犯罪なんかみてると、心が壊れ始めているね 確実に!。豊かさって、物が沢山あるのではなく、本物であるか否かなのだ。
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