| >>其南と言うのは奴国の南ではないでしょうか?
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原文では「…次有奴國此女王境界所盡其南有狗奴國男子為王…」とあります。
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解釈が分かれると思いますが、其南の「其」は女王国圏を指すと解釈しました。
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其が奴国を指す場合は次のようになります。
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・この奴国が伊都国の隣の奴国の場合
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邪馬台国の北に奴国がありますので、狗奴国は邪馬台国と奴国に挟まれた位置になります。奴国の隣に狗奴国ああれば、奴国と伊都国があっさり占領されるでしょう。つまり、奴国の南に狗奴国は有り得ません。よって其は女王国圏を意味します。
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・この奴国が別の奴国の場合
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邪馬台国の下に別の奴国があり、その下に狗奴国がある位置関係になるので、この場合は何も問題ありません。
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また、女王国圏は面として存在していたはずで、国名が列挙されていても一直線だったとは考えられないというのも「其」が女王国圏をさす根拠の一つです。
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なお、狗奴国の位置は、魏志では南ですが「海を渡って東」とも書いてある書(後漢書東夷伝)もあります。この場合、おそらく四国西部でしょう。古代は水運で勢力圏が決定していたと考えられるので、九州東南部と四国西部が狗奴国(というより男王国圏)で問題なしです。
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